• ペットも人も歯周病予防

    歯周病という病気は皆様ご存知ですよね。

    歯周病菌が引き起こす感染症で、歯茎や骨に炎症を起こします。歯周病が悪化すると口臭がしたり、歯茎から出血したり、歯を支える顎の骨が溶けることで歯がグラグラしてきます。
    最終的に放っておくと歯が根っこごと抜けてしまう病気です。
    人間と同様にペットにも歯周病が蔓延しているってご存知でしたか?
    我が家にも2匹の犬がいますが、歯を観察してみると歯石がついていたり、歯石のある場所の歯肉が赤くなっていたり・・・口臭が出てきたり・・・と、人間の病気と同じように進行していくのがわかります。
    人間の場合、歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の固まりが歯の表面や歯の間に溜まると唾液などのカルシウム成分によって固められて(石灰化)歯ブラシでは取れない歯石となります。歯垢が歯石になるまで約1ヶ月くらいかかります。
    一方、動物の場合はどうでしょう。猫は約7日、犬は3縲怩T日で歯垢から歯石へと変わってしまいます。人間よりだいぶ早いスピードで石灰化が進むので、ペットも人間と同じように歯石になる前にきちんと汚れを落としてあげなくてはならないということがわかります。
    ましてや、人間の様に自分で歯ブラシも出来ませんので飼い主さんのケアが大切になってきますね。
    我が家の二匹の犬も歯ブラシを人間同様行っておりますが・・・これが一苦労です。。。言葉で言っても言うことを聞いてくれないので、ものすごく嫌がります。。。
    でも、可愛いペットの歯を守るために、歯ブラシをしているのですが、ペットにしたら意味もわからず口の中をごしごしされるのは気持ちがよいものではありませんよね・・・
    人間のようにペットも言葉がわかればいいのにな・・・と思う今日この頃です。
    20120912_132220.jpg
  • お口のメンテナンス

    すっかり肌寒くなってきましたね。

    代官山デンタルサロンは7月にオープンしてから早いもので3ヶ月が経ちました。
    その間、皆様との素晴らしい出会いがあり、治療が終了された患者様もたくさんいらっしゃいます。
    最初はおそるおそる来院されて、歯医者さんは苦手なのよ、とおっしゃっていた患者様も3ヶ月の間に私を含め、スタッフのみんなとすっかり仲良しになり、笑顔で治療を終えていかれました。
    そういった患者様とのコミュニケーションや、治療に関われたことが私たちの財産でもあり、やりがいにもなっています。
    歯医者さんに来る患者様は様々な理由で来院されます。
    例えば、歯が急に痛くなった・・・とか、歯茎が腫れてしまった・・・など、緊急性の高い症状を抱えて飛び込んでこられる方。
    ホワイトニングやクリーニング・歯並びや審美的目的で来られる方。
    中には長年の歯の悩みを相談しに来られる方・・・などなど、様々です。
    その中で患者様のお口の状態がどんどん良くなり、患者様にも喜んでいただくと、我々もとても嬉しく、お手伝いできて本当によかったな、と思います。
    代官山デンタルサロンでは、治療終了日から1ヶ月後にお口の状態をチェックする機会をもうけております。いわゆる歯のメンテナンスと呼ばれる物で、車の車検のように何も悪い所が無くても検査を行うのです。
    どうして治療が終わって痛くも、病気もないのに歯医者さんに通わなくてはならないの? 面倒だな・・・と思われる方は多いかもしれません。
    しかし、痛くなってから歯医者さんに来る場合、ほとんどのケースで病気が進行しており、歯の大切な神経を抜かなくてはならなかったり、歯を抜かなければならなかったりと、患者様の負担が増すケースが多いのです。
    また、治療が終了しても、患者様自身がきちんとお口の管理をされていなくてはまた病気にかかってしまうからです。
    ですので、私たちは、きれいに健康な状態にしたお口に問題が生じていないか、患者様自身できちんとケアが出来ているかなどをチェックし、問題があれば早期対応いたします。
    早期に発見された病気は少しの治療ですむ場合がほとんどですので、患者様の負担も減らせます。
    また、歯石などは歯ブラシなどでは取れませんので、専門的なクリーニングを行って健康なお口の状態を患者様自身がキープしやすくします。そして、患者様のお口の状態を見ながらメンテナンスに来る期間を1ヶ月から3ヶ月・・・と延ばしていきます。
    歯医者さんはお口の病気を治すだけが仕事ではありません。健康な状態をキープしていくことも大切な仕事の一つなのです。
    自分の健康な歯で一生美味しい食事を取るためには、信頼出来る歯医者さんできちんとしたメンテナンスを受けることが大切になりますので、是非皆様も治療が終了したからといって、歯医者さんから足を遠ざけずにメンテナンスにいらしてくださいね。
  • マウスピースで矯正治療

    最近めっきりと秋らしくなってまいりました。

    秋と言えば食欲の秋、そして芸術の秋ですよね
    芸術の秋にちなんで、歯科での歯に対する芸術性ということを考えてみると、歯の見た目や歯並びの分野である審美治療や矯正治療が当てはまると思います。

    歯の形や歯並びは一人一人違いますし、その人の骨格にあった歯並びや歯の形があり、その形状は見た目の印象を左右します。
    そして、白くてきれいに並んでいる歯は、それが天然歯であっても、被せものであっても、その人にぴったりと合っていればそれだけでその人の魅力となり、思わず目が吸い寄せられてしまいますよね。まさに芸術品のようです。

    自分の歯並びが悪かったり、機能的にきちんと噛めなくて困っている方で、矯正治療を考えられたことがある方は多いと思います。
    しかし、歯並びを変えるとなると・・・歯の表面に金具をつけなくてはならないんですよね・・・とか、痛そうですよね・・などという患者様の声をよく耳にします。

    通常、歯並びを治す場合、矯正治療で時間をかけて自分の歯を理想的な位置まで動かしていくか、歯を削って理想的な形や大きさの被せものを被せて歯並びを治す、またはその2つを併用して治療していくという方法があります。
    矯正治療では、自分の歯を時間をかけて動かしていきますので、歯を削ったりしなくてすみます(歯を並べるために抜歯をする場合はあります)。

    また、最終的には自分の歯がきれいに並ぶので、自然な仕上がりです。
    一方、被せもので歯並びを治す場合は歯を削って被せるため、削る歯が健康な歯で、何の被せものもしていない場合でも削らなくてはならない可能性があります。(削る量は現状の歯並びの状態によります)
    しかし、矯正に比べると比較的短時間で治療は終わり、元々の歯の大きさや形を変えたい場合は矯正治療だけでは歯の形や大きさは変えられませんので、歯の形状や大きさを変えたい方や、治療期間を短くしたい方、歯並びを整えたい箇所に既に被せものが入っており、大幅に歯を削る必要の無い方などは被せ物で治療する場合が多いです。

    単純に歯並びをきれいにしたいと考えた場合に、上記の2つの治療方法をくらべると、矯正治療の方が時間はかかりますが歯には負担が少ないと言えます。
    患者様が矯正治療を考えられた時にネックとなるのが治療期間と、矯正器具の見た目ではないでしょうか。
    通常の矯正治療は、歯の表面にブラケットという金属またはプラスチックでできた物を装着し、金属のワイヤーを歯の表面に固定し、これらのものは自分で取り外すことはできません。
    また、歯の表面に矯正装置が固定されているために歯ブラシがしにくく、きちんとしたお手入れをしないと虫歯などのリスクが高まってしまいます。

    矯正治療をされる場合、長い治療期間歯の表面の矯正装置とずっと付き合っていかなくてはならないので、それを考えただけで矯正治療に踏み出せない方が多いと思います。
    そんな方にとても喜ばれているのが、マウスピース矯正です。歯を削らずに自分の歯を透明で薄いマウスピースで動かしていくので、歯に優しいです。

    また、透明で薄いマウスピースをはめておくだけなので、見た目はほとんど目立ちません。そして、自分で取り外し可能ですので歯ブラシなどのお手入れもしやすいのがメリットです。

    photo_3.jpg

    しかしながら、固定式のマウスピースとは異なり、マウスピースをはめていなければ矯正力が働かないため、患者様自身が1日の装着時間(約20時間)をきちんと守らないと矯正期間がのびてしまう可能性があります。私自身も通常の金具を装着するタイプの矯正と、マウスピース矯正の両方の体験がありますが、やはりマウスピース矯正はとても精神的負担が少ないように感じました。目立たないので日常生活において何のストレスも感じませんでしたし、歯ブラシなどのクリーニングがしやすく、虫歯などにもなりませんでした。

    機能的で美しい歯になるために行う矯正治療は、長い治療期間がどうしてもかかってしまいます。その期間を少しでもストレスフリーにすることが出来れば前向きに治療することが出来るのではないでしょうか。ご興味のある方はマウスピース矯正が適応可能かどうか、ぜひ歯医者さんに相談してみて下さいね。

  • レーザーと歯科治療

    レーザー
    ▲レーザー照射のイメージ

    歯科医院でレーザー治療をお受けになられたことはありますでしょうか?
    レーザーというと、よくイメージされるのは映画スターウォーズに出てくるの光の剣とか、コンサートなどで使われるレーザー光線などでしょうか…。

    実は歯科治療の中でもレーザーは近年、有効利用されています。

    代官山デンタルサロンで扱っているレーザーは、CO2レーザー(炭酸ガスレーザー)と呼ばれる種類の物です。主に、以下のような治療のシチュエーションで使用されています。

    歯科用レーザーで、当院で行えること

    レーザー
    ▲当院導入のCO2レーザー
    (炭酸ガスレーザー)

    もちろん、レーザーを使用しなくても処置はできるのですが、レーザーを使用することでたくさんのメリットがあります。レーザーを使うことで患者さんが感じる治療に伴う痛みを軽減することができたり、出血がおさえられたりできます。また、レーザーの最大のメリットは傷や病気の治癒を促進することです。

    例えば、歯周病で歯茎に炎症がある場合などレーザーをあてることで炎症をおさえたり、健康な組織が活発につくられるので治癒促進につながります。しかも、痛みがほとんどないので患者様には大きなメリットです。

    もちろん、レーザー治療は万能ツールではないので、基本的にはきちんとした基礎治療を行って原因を取り除くことが大切で、プラスαでレーザーを取りいれることで大きなメリットが生じます。

    レーザー治療はまだまだ色々な可能性を秘めています。もっとたくさんのことに使えるようになればますます患者様の負担が減るので、今後の発展が期待されます。

  • インプラント治療とテクノロジー

    前回はインプラント治療のおおまかな内容をお話しさせていただきました。今回はもう少し詳しいお話をさせていただこうと思っております。インプラント治療は歯の無い所に人工の歯の根を埋めて、その上に歯の頭の部分を作っていく治療ですが、インプラントはフィクスチャーと呼ばれる骨に埋める歯の根っこに相当する部分と、アバットメントと呼ばれる歯の頭の部分に相当する部分の2パーツから成り立っています。

    implant02Img.jpg

    この二つは主にネジで接続されており、一度ネジを固く締めると簡単には外れません。通常は、骨とフィクスチャーがきっちり結合するまでは歯の頭の部分には仮歯が装着され、骨と結合したら最終的な被せものを作っていきます。(状態によっては仮歯を装着せずにフィクスチャーだけを骨の中に埋めて骨との結合を待つ場合もあります。)

    インプラント治療に際して一番最初に行う大切なことは、CT撮影を行い様々な方向から骨の状態を確認することです。このときに、骨の厚みや密度、また、重要な血管や神経の走行などをきちんと確認し、インプラントを埋めたい場所に骨が十分あるか無いかを確認し、無い場合は骨を足す処置を行う場合もあります。

    また、最近、インプラント手術に映画でも使われている3D画像を利用して手術のシュミレーションを行うことが可能となっています。

    3D画像によるシュミレーションを行うことで、今までよりも鮮明に、立体的に顎の骨や血管、神経の走行などが様々な角度から見られるようになり、それに伴って綿密でより正確な手術の計画がたてられるようになりました。インプラント手術における綿密な手術計画は、安全でより高い手術の成功率につながりますし、手術時間の短縮にもなります。

    implant08Img1.jpg

    しかし、せっかく3Dシュミレーションによる綿密な手術計画を立てても、実際の手術でその計画に沿った正確な手術が行われなければ、全く意味がありません。

    そこで、正確な手術を行うために、3Dシュミレーションを元にした治療計画から、手術に使用するガイドと呼ばれる特殊な装置を作りそれを手術に利用することにより、インプラントをより正確な場所へ正確な深さで埋めることが出来るので、最初に計画した綿密な手術計画に沿ったインプラント手術が可能となるのです。また、ガイドを使用すると手術の際に歯茎を大きく切開する必要がなくなるため、患者さんの身体的な負担の軽減にもつながります。

    ですので、ガイドと呼ばれる装置は手術を計画に沿って行えるように、計画と実際の手術の架け橋のような役割をする装置であると言えます。

    implantTittle13Img.gif

    こういった様々な角度からの3Dシュミレーションや、綿密な手術計画、また、その計画と実際の手術を繋ぐガイド装置などを使用することでインプラント手術はより安全性が高まり、成功率も高くなりつつあります。

    一見、歯科とは関係のない分野である最新テクノロジーを歯科治療に積極的に取り入れることで、患者様にとって最良で安全な治療を提供することが可能となるため、インプラント治療のみならず歯科治療はますます安全に精密な治療が可能となっていくのではないでしょうか。

24時間WEB診療予約

LINE

初めての方でもお気軽にお問合せ・ご相談下さい

予約制03-6416-5747

9:45-13:00 / 14:00-18:30(土日17時迄)
休診日:木曜・祝日

診療時間
9:45-13:00◯◯◯-◯◯◯
14:00-18:30◯◯◯-◯△△

△土日は17時まで

地図

東急電鉄東横線
【代官山駅】 北口より徒歩 30 秒

JR各線・地下鉄日比谷線
【恵比寿駅】 より徒歩 10分

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-20-15
ソルスティス代官山 1F