歯の怪我
暑い日が続いておりますね。
これから秋になって、少し涼しくなってくるとサイクリングやハイキングなどにもってこいの季節がやってきます。
そこで多いのが歯の怪我です。
サイクリングやハイキングで歯の怪我??と首を傾げる方もいらっしゃるかと思いますが・・・
最近は健康ブームの影響でスピードの出るマウンテンバイクなどが普及し、通勤や趣味でサイクリングを楽しむ方が増えてきていますし、ハイキングなども若い人からご年配の方まで幅広く楽しまれています。
そんな中、お子様ではなく、大人の方のサイクリングやハイキング時の転倒が増えてきています。
サイクリングやハイキングで転んでしまって前歯を折ってしまうと、子供のときとは違って二度と生えてこない永久歯を失いますのでとても大変です。
万が一転倒などで歯が抜けてしまった場合はまずあわてずに抜けた歯を探してください!!
実は抜けたことに気が動転してしまい、歯を探さないで歯医者さんに駆け込んでくる方もいらっしゃいますが、抜けてしまってもその歯を歯医者さんに持っていけば元に戻せる可能性があるのです。
次に、抜けた歯は決してごしごし洗わないで下さい。ましてや石けんなどで洗うのはもってのほかです。
歯の根っこには歯根膜という膜がついているのですが、その膜が残っていれば抜けてしまっても元に戻せる確率がグンとアップするからです。
そして最後に、抜けた歯は、牛乳に浸けてなるべく1時間以内に歯医者さんに持参して下さい。
牛乳なんて冗談みたいですが、牛乳は歯根膜の浸透圧とほぼ等しいので大切な歯根膜を保存することができるのです。
牛乳が無い場合は可能なら慌てずに抜けた場所に歯をはめてお口に含みながら歯医者さんに来て下さい。もちろん歯をはめなくても口に含んでいるだでけでも大丈夫です。
もちろんお子様の歯が事故で抜けてしまった場合でも同じ対処の仕方で対応します。
みなさまレジャーやスポーツの時の事故にはくれぐれも気をつけてくださいね。