• 金属アレルギーと銀歯

    金属アレルギーと銀歯の関係をご存知でしょうかflair

    私も金属アレルギーを持っているのですが、シルバー製品を肌につけると、とたんに肌が赤く痒くなってしまいますsign03

    金属アレルギーのメカニズムは特定の金属に対する体の過剰反応なのですが、肌だけではなくお口の中の粘膜にも金属アレルギーの反応が出る事がありますsweat01

    歯の被せものは保険で作製した場合、金と銀とパラジウムの合金で作られますsign03

    歯の被せものが直接お口の中の粘膜に触れたり、また、直接触れていなくても金属アレルギーの症状が出る場合があるのです。。。

    どうして直接触れていないのに金属アレルギーの症状が出る事があるのでしょうかsign02

    お口の中のpHは一定ではありませんし、唾液が常にありますのでぬれている状態です。

    すると、お口の中の銀の被せものはシルバー製品とおなじ様に徐々に錆びてきます。また、金属はイオン化して溶け出してくるので、結果的に唾液と一緒に体の中に金属を取り入れてしまっている状態となっているのです。

    取り込まれた金属は体に溜まっていきますので、蓄積されるとアレルギー症状が出現するというメカニズムなのですimpact

    金属アレルギーの人でお口の中の金属が気になる方は金属に変わる材料に交換した方が良いでしょう。

    しっかり咬む力がかかる所なら、セラミックスが強度の面では適していますし、強度がさほどかからず、範囲が狭い場所ならプラスチックの詰め物で済む場合もあります。

    銀歯が気になっていたり、金属アレルギーの心配が有る方は一度歯医者さんに相談して見てもよいかもしれませんねhappy01

    金属アレルギーの無い方でも、体に金属を長年取り込むことはあまりオススメすることではありませんので、昔に入れた銀歯が取れてしまってやり直さなくてはならない場合には金属以外の材料を検討してみてはいかがでしょうかshine

    お口と体は繋がっています。また、お口から取り入れた物は食べ物をはじめとして、体にダイレクトに響いてきますconfident

    皆様も体とお口の関係を見つめ直してみませんかshineツꀀ

  • 歯を抜く場合とは?

    抜歯・・・嫌な言葉ですよねdespair

    歯を抜くと当然ながら抜いた所にぽっかりと穴が空きますし、いままで頑張ってくれた歯なのでいざ抜くとなるとなんとも名残惜しい気持ちになります。

    私たち歯医者も歯は出来るだけ抜きたくはありません。残せるものなら残したい気持ちはやまやまです。

    ではどういった場合に抜歯という最終決定を下すのでしょうか・・・sign02

    歯科では抜歯となる歯の統一基準がもうけられています。
    その基準とは簡単に言うと、これ以上残しておくと他の歯や周りの骨に悪影響を及ぼす場合と、どう頑張っても歯を保存出来ない場合です。

    虫歯が大きかったり、歯周病で歯がグラグラしていたりする歯は、痛みがなくても病気をもっていますので、顎の骨の中に病気を作ります。顎の骨の中にはたくさんの神経や血管が通っているのですが、そこに歯の病気が波及すると顔の感覚の麻痺がおこったり、顎の骨が溶けてしまったりします。

    顎の骨が溶けると聞くと、ものすごくびっくりする方が多いと思いますが、歯と顎の骨は密接な関係にあり、歯の根っこが病気にかかるとすぐ顎の骨に病気が波及し、骨を溶かします。
    歯周病も放っておくと顎の骨を溶かす病気ですので、注意が必要です。

    顎の骨の中に出来てしまった病気が大きすぎて治療しても完治出来ず、このまま放っておくと病気が進行し、どんどん顎の骨や周りの組織に悪影響が及ぶと判断した場合に原因となっている悪い歯を抜歯するのです。

    悪い歯は残しておいても百害あって一利なしですsweat01

    そもそもは、歯をそこまで悪くしないことが大切なので、日頃のケアが重要ですconfident
    皆様も抜歯にならないように日々のケアをしっかりして、病気の早期発見早期治療を心がけましょうshine

    また、抜歯になってしまっても、人工の歯を作ることは出来ますので歯医者さんとよく相談して抜歯後の治療計画をする事が大切ですshine

  • 金属の被せものがよく外れる理由とは?

    よく、被せものや詰め物がとれてしまって歯医者さんに駆け込む方がいらっしゃいますsweat01

    先生、どうして被せものが取れてしまったのですか?固いものを咬んだからですか。。。sign02

    と聞かれる事があります。もちろん固いものを咬んだりして被せものが外れてしまう事もあるのですが、だいたいの原因は被せものの下に出来た虫歯によって歯が柔らかくとけてしまい被せものが外れる場合が多いのですhappy01

    では、どうして虫歯をきちんと治療してから被せたものの下に虫歯ができてしまうのでしょうか・・・sign02

    その答えはmm(ミリメートル)単位より小さいμm(ミクロン)単位の世界にありますconfident

    金属の被せものは直接歯とはくっつきませんので、セメントを介して接着させますflair

    セメントの厚みは種類によってもことなりますが先ほど出たミクロン単位の厚みです。

    PHの変化の激しいお口の中に長い間おかれている金属の被せものは金属自体も劣化し、錆びてきますが、歯と被せものをくっつけているセメントも劣化し、少しずつですが溶け出してきます。

    すると溶け出したセメントの隙間から虫歯菌が被せものの下に侵入してきて被せものの下が虫歯になるのですsign03

    歯は、虫歯になると柔らかく変化するので、被せものを支えられなくなり、セメントも溶けている状態だとよけいに被せものが外れやすくなってしまうのです。

    被せものの下の虫歯は、被せ物が取れたり、痛みが出たりしないとなかなか発見出来ません。

    ですので気がついたら虫歯が広がっていたという事が多々あります。

    では、どうしたら被せものの下の虫歯を予防できるのでしょうか?

    まず大切なのはお口の中から虫歯菌を減らすことです。きちんとしたお家でのクリーニングと歯医者さんでの定期的なクリーニングが重要ですsign03

    また、病気の早期発見の為にきちんと歯医者さんでの検診を受けましょう。被せものの下の虫歯はレントゲンなどでも発見できます。

    あとは、歯と接着力の強いセメントを使用したり、被せものの材料で劣化しにくいものを選ぶのも重要です。例えば、セラミックスなどはもちろん見た目も白くて美しいですが、材料の物性もとても優れています。長い間お口の中に入れておいても変化しませんし、錆びたり溶けたりもしません。また、歯との接着も良いので、セメントが溶け出したりしにくいのが利点ですshine

    まずは虫歯を作らないことが重要です、虫歯になってしまったら早めに治療し、そしてきちんとメンテナンスすることが被せものの下に虫歯をつくらない方法ですsign03皆様も今日から実践してみてくださいねhappy01

  • 歯石とクリーニングのお話

    皆様、歯石除去のクリーニングを歯医者さんでされていますでしょうかsign02

    歯石とは、歯垢・プラークと呼ばれる細菌や汚れの固まりが石の様に石灰化したもので、自分では取れませんangry

    プラークと呼ばれる歯垢の状態はまだ柔らかいので歯ブラシなどでも汚れは落とせるのですが、そのまま汚れを放置すると2日で歯石に変化すると言われておりますbearing

    もちろん、唾液のPHによって歯石になりやすい人やなりにくい人がいるのは事実ですが、早かれ遅かれ、汚れを放置すると歯石になってしまいますsweat01

    歯石には見える部分につく縁上歯石と、歯ぐきの下の見えない部分につく縁下歯石がありますsign03

    縁上歯石は黄色縲恃註Fをしており、縁下歯石は黒っぽい色をしています。皆様がよく目にする歯石は縁上歯石で、歯と歯ぐきの境に付くことが多いです。

    縁下歯石は歯医者さんで特殊な器具を使って落としますので自分ではあまり目にすることは無いかもしれませんが、縁上歯石を落としてもその下に隠れている縁下歯石を落とさないと完全に歯石の除去が出来たとは言えません。

    上記の写真のように歯石が歯の裏に壁のように付いていますと、その下の歯ぐきも炎症をおこしてブヨブヨとふくれあがった状態になっています。

    こうなる前に歯石は3ヶ月に1回のペースで歯医者さんで除去してもらいましょう。

    また、歯石のもととなっている細菌の膜を除去して、汚れがつきにくくするPMTCという治療もありますので、そういった治療を取り入れる事も歯石予防に効果的です。

    代官山デンタルサロンでは歯石除去やお口の健康の為の歯のクリーニングに力を入れております。歯のクリーニングやPMTCなどに興味のある方は是非ご相談下さい。
    皆様それぞれのお口の状態やライフスタイルに合ったクリーニングや治療計画をご提案させていただきますshine

  • 保育園歯科検診

    先日、保育園での歯科検診・歯ブラシ指導に行ってまいりましたhappy01

    保護者様からの質問にお答えする形で仕上げ磨きの上手なやり方や、歯ブラシの仕方を中心に進めていきました。

    実際には2歳児のお子様に歯ブラシ指導をしたのですが、みんな元気いっぱいで歯ブラシに興味を持ってくれたようですhappy01

    保護者の方には資料を配布する形で仕上げ磨きのやり方や、歯のお悩み相談にお答えさせていただいたのですが、皆様困っていたのは、相談する先生によって答えがバラバラで混乱するということですcoldsweats01

    例えば、指しゃぶりやおしゃぶりはいつまでしてよいのか・・・など、先生によって考え方が異なります。

    今回は日本小児歯科学会のガイドラインに沿ってお答えさせていただいたのですが、歯科医師の立場からすると指しゃぶりやおしゃぶりは2歳頃までにやめた方がいいです。やはりかみ合わせや歯並びに悪影響が出てしまうからですshine

    こういったご相談やお子様の歯のことなど、保護者様がお子様の歯に関してとても関心が高く、きちんとケアされているということがわかり、歯科医師としてとても嬉しく思いましたhappy01

    子供の時に正しい歯磨きをしていると大人になっても虫歯や歯周病にかかりにくくなりますshine

    また、大切なのはご家族ともに虫歯や歯周病のケアをしっかりされて、歯医者さんで定期検診をきちんと受けるということですsign03

    虫歯や歯周病は細菌感染なので唾液を介してうつります。ですので、ご家族の方に重症な虫歯の方や歯周病の方がいるとお子様や家族にもうつる可能性が高いのですwobbly

    お子様のお口の健康は家族の問題でもあるのです。なので、きちんと歯医者さんで検診や治療をしてもらいましょうねhappy01ツꀀ

24時間WEB診療予約

LINE

初めての方でもお気軽にお問合せ・ご相談下さい

予約制03-6416-5747

9:45-13:00 / 14:00-18:30(土日17時迄)
休診日:木曜・祝日

診療時間
9:45-13:00◯◯◯-◯◯◯
14:00-18:30◯◯◯-◯△△

△土日は17時まで

地図

東急電鉄東横線
【代官山駅】 北口より徒歩 30 秒

JR各線・地下鉄日比谷線
【恵比寿駅】 より徒歩 10分

〒150-0021 東京都渋谷区恵比寿西2-20-15
ソルスティス代官山 1F