歯ブラシの選び方
皆様は歯ブラシを選ぶ時に何に重点を置いて選んでいますか?
例えば、ドラックストアで安かったから・・・色やデザインが素敵だったから・・・はたまた、旅行先のホテルのアメニティを持って帰ってきて使用しています・・・なんて方もいらっしゃるかもしれません。
もちろん歯ブラシのデザインや値段なども大切ですが、実はきちっと自分のお口に合った物を使用するのとしないのとでは汚れの除去率に大きく差が生じるのをご存知でしょうか。
歯ブラシと言っても、その種類は様々です。歯ブラシの毛の種類から固さ、長さ、毛の量、歯ブラシの形にいたるまで様々な種類があり、それぞれ適している使用方法があります。
ですので、自分のお口の状態に合っていない歯ブラシで一生懸命磨いてもあまり汚れが落とせないのです。汚れが落とせないだけではなく、最悪のケースではお口の中を傷つけてしまうケースもあります。
患者様ご本人は、毎日10分かけて1日3回きちんと歯ブラシしています!!とおっしゃるのに、どうも歯医者さんで見ると汚れがたくさん残っているというケースがよくあります。
いったいどうしてでしょうか・・・?
そんな時、代官山デンタルサロンでは、患者様に普段使っている歯ブラシを持ってきていただいて、担当の衛生士が患者様の歯ブラシのチェックを行います。
すると、たいていの患者様がお口の状態に合っていない歯ブラシを使っていることが多いのです。
例えば、お口の小さい女性なのに歯ブラシの頭の部分が大きいサイズの物を使用しているケースがよくあります。
お口の小さい方は普通サイズの物でも、特に上の奥歯のほっぺたと歯の隙間に歯ブラシが入りにくいので、そこに磨き残しが溜まってしまいます。
また、歯ぐきが歯周病で出血する状態なのに歯ブラシの毛が固い物を使用していて、歯ぐきを傷つけてしまっているケースや、逆に歯ぐきは健康なのに柔らかすぎる毛の歯ブラシを使用している為に十分に汚れが落とせていないケースもあります。
基本的には歯医者さんでお口の状態をチェックしてもらってから、自分に合う歯ブラシを選びましょう。そうすることで、毎日の歯ブラシが効率よく行えて、虫歯や歯周病予防につながります。
たかが歯ブラシ・・・とあなどってはいけません。しっかりと選んで自分のお口に使用するようにしましょうね。