歯の表面の膜・バイオフィルムについて
まだまだ暑い日が続いていますね。
代官山デンタルサロンでは夏休みを利用して歯のクリーニングにいらっしゃる患者様が増えております。
クリーニングといっても様々な種類があることを皆様ご存知でしょうか?
いわゆる超音波で歯の歯石を取るものから、歯の表面を磨くものまでいろいろな方法があるのです。
歯石は気にならないけど、何となく歯の着色が気になる・・・とか、お口の粘つきや、歯の表面のざらつきが気になる場合は、、、
歯の表面に、バイオフィルムと呼ばれる細菌が作り出すバリアのような膜が形成されている可能性があります。
お口の中は常にたくさんの細菌がいます。
その細菌が歯の表面に集まってネバネバした物質を出して、バリアのような膜を形成してしまうのです!!
厄介なことにバイオフィルムは非常に頑固なため、皆様がお家で行っている歯ブラシケアでは完全に落とすことが出来ません。
それどころか、歯磨き粉に含まれているフッ素などの歯に良い成分やうがい薬に含まれている薬用成分などもバイオフィルムを壊せませんので、
バイオフィルムの固い膜に守られた細菌はますます増殖し、虫歯を作ったり、歯周病を進行させたりするのです。
なので、歯医者さんで特殊な機械や薬品を使ってバイオフィルムを除去する必要があるのです。
最近お口の中がネバネバするとか、口臭が気になる・・・など、原因ははっきりしないのですが何となく不快感がある・・・という方は歯医者さんに相談してみてください。
バイオフィルムを取るだけでお口の中がすっきりして、粘つきや口臭、歯の表面のざらつきなどが改善されますよ。