春や秋のレジャーシーズンになると多いのが歯の怪我です。サイクリングやハイキング時の大人の方の転倒が増えてきています。転んでしまって前歯を折ってしまうと、子供のときとは違って二度と生えてこない永久歯を失いますのでとても大変です。
前歯を折った・ぶつけた場合の対処法
抜けた歯を探す
万が一、転倒や接触事故などで歯が抜けてしまった場合はまずあわてずに抜けた歯を探してください。
実は抜けたことに気が動転してしまい、歯を探さないで歯医者さんに駆け込んでくる方もいらっしゃいますが、抜けてしまってもその歯を歯医者さんに持っていけば元に戻せる可能性があります。
歯の根元を持たない・洗わない
次に、抜けた歯は決してごしごし洗わないで下さい。ましてや石けんなどで洗うのはもってのほかです。歯の根っこには歯根膜という膜がついているのですが、その膜が残っていれば抜けてしまっても元に戻せる確率がグンとアップするからです。
歯の保存液 or 牛乳に浸けて歯医者を受診
そして最後に、抜けた歯は、歯の保存液か牛乳に浸けてなるべく1時間以内に歯医者さんに持参して下さい。牛乳は歯根膜の浸透圧とほぼ等しいので大切な歯根膜を保存することができるのです。
牛乳が無い場合は可能なら慌てずに抜けた場所に歯をはめてお口に含みながら歯医者さんに来て下さい。もちろん歯をはめなくても口に含んでいるだでけでも大丈夫です。
お子様の歯が事故等で抜けてしまった場合でも同じ対処の仕方で対応します。
