• プラーク・歯垢 上手な落とし方

    プラークという言葉をご存知でしょうか?

    歯ブラシや歯磨き粉のテレビコマーシャルでよく耳にする言葉ですが、実際どのようなものかいまいち良くわからない・・・

    という方も多くいらっしゃると思います。

    それでは、歯垢(しこう)という言葉はどうでしょうか?

    歯の垢(あか)と書くくらいですので、なんとなく汚い感じがしますよね。

    この2つの言葉ですが、プラークを日本語で言うと歯垢となりますので、実は同じ意味で使われているのです。

    それでは、プラーク(歯垢)とは一体何なのでしょうか?

    皆様が何となくイメージするのは、歯についた食べカスや汚れのような物ではないでしょうか。

    もちろん、プラークとは簡単に言うと、歯についた汚れのことです。

    しかしながら、汚れと一言で言っても奥が深いのです。

    プラークとはただ単に食べかすではありません。食べカスを餌に繁殖した細菌のかたまりなのです。

    しかも驚く事にプラーク1g中には1~3兆個の細菌が含まれており、このプラークがむし歯や歯周病を引き起こしたり、唾や食べ物と一緒に飲み込んで体の中に入ると心臓病や心筋梗塞、糖尿病の悪化や肺炎、妊婦さんにいたっては早産を引き起こす可能性があるのです。

    代官山デンタルサロンで患者様にこのお話をさせていただくと、プラーク=食べ物かす程度だと思っておられた患者様はとても驚かれます。

    そして、実はプラークを完璧にお口の中から取り除くことはプロフェッショナルである歯科医師や歯科衛生士ですらとても難しいことなのです。

    ですから、患者様が完璧にプラークを取り除くことはそう簡単ではありませんし、自分では磨いているつもりなんだけど、磨き残しが出てしまうということは仕方が無い事だとも言えます。

    しかしながら、ただ闇雲に歯磨きをするのではなくてきちんとポイントを歯医者さんで教えてもらったり、こつをつかむことで驚くほどプラークの除去率は上がるのです。

    よく、歯医者さんや歯医者さんに置いてある本やパンフレットに理想的な歯磨き時間は10分縲怩P5分と書いてあることがあります。

    確かにキチンと時間をかけて歯磨きを行えばほとんどのプラークは除去出来ますが、あくまでもきちんと磨けていることが前提のお話です。

    言い換えれば、歯磨きは時間をかければ良いというわけではなく、時間をかけて磨いていてもポイントをおさえていなくては1時間歯磨きをしていようが全く意味がないのです。

    また、毎回食事のたびに10分以上歯磨き出来れば理想ですが、実際はそこまで時間を取れない方が大半ではないでしょうか。

    やはり、歯磨きはポイントとコツが非常に重要です。それを身につける事が出来れば、楽にお口の健康を保つ事が出来るのです。

    皆様も改めて歯磨きのポイントやコツを歯医者さんで教わってみてはいかがでしょうか?

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