八重歯について
今日は八重歯に関するお話です。
八重歯とは、前から3番目の犬歯が重なっている状態のことですが、なんで八重歯と呼ぶかご存知でしょうか。
この八重歯、元々は弥重歯という漢字だったそうです。
この弥という漢字は、大きくとか、ますますなど、後に続く文字を強調する漢字のようです。
それが読みはそのままで漢字だけ八重歯に変わってしまったようです。
日本では昔から、八重歯のイメージはどちらかというとかわいらしいイメージを与えるようですね。
最近は芸能人でも八重歯がチャームポイントの人がいるようで、まねをして八重歯を無理矢理作ったりする若い女性もいるそうですが・・・
欧米では八重歯はドラキュラをイメージさせる不吉なものとして認識されているので、八重歯は子供の頃に矯正治療で治してしまいます。
歯科の立場から八重歯を見たときに、見た目ということより機能的、衛生的な面での問題があります。
やはり犬歯の位置がずれていることで噛み合わせなどに悪影響をあたえますし、何より汚れが溜まり掃除がしにくいです。
歯ブラシやデンタルフロスを通せないため、虫歯や歯肉炎のリスクが高まってしまいます。
八重歯や歯並びの悪い人は、普通のお手入れだけではなく、きちんとした念入りな歯のお掃除や定期検診を行っていただくか、矯正治療などで歯並びをなおすことでお口の健康を保つことが出来るのです。
皆様も一度自分の歯並びや歯が重なっていてお掃除しにくいところなどを見つけて、正しい歯ブラシの方法などを歯医者さんや衛生士さんに教えてもらってくださいね!!