ハンドピース(タービン)の滅菌について
皆さまのお口の中で使う歯科用タービン。別名「ハンドピース」は歯を切削したり研磨したりする際に使う歯科治療用のドリルです。
一部のインターネットやテレビ等で、この歯科用ハンドピースを滅菌せずに使いまわしている歯科医院が多いとの報道がありましたが、代官山デンタルサロンでは、開院当初からこのハンドピースの滅菌を徹底し、滅菌パックをして患者さんごとに交換を必ず行うようにしています。
これは当院のルーチンワークの一つとして、日常当たり前のように行われていることです。ハンドピースの値段は1本数十万円するものもあり、滅菌と交換を繰り返すためにはある程度の本数を揃えなければいけないため、仕入れの費用もばかにならないのですが、歯科医院を開業するにあたっては、この費用は当然のことと言えます。
今回のタイミングで、全国の歯医者さんがあわててハンドピースを購入し揃えようとしたため、仕入れ先の歯科材料屋さんでは、入荷が数ヶ月待ちとのことです。
当院では、ハンドピースだけでなく、患者さんのお口の中に入る治療器具はすべて滅菌を行います。マスクや紙コップ、エプロン、治療用グローブなど、できるだけディスポーザブル(使い捨て)製品も使用するようにしています。もちろん、治療用グローブは、その都度患者さんごとに交換を行っています。
院内感染は、滅菌する高価な機械設備をそろえるのも大切ですが、滅菌や医療用グローブの交換を徹底するなどでも費用をかけることなく防止できます。安心して治療をお受けいただければと思います。