お口の中のバイ菌(細菌)について
実際のところ・・・自分のお口の中にどんな種類の細菌が一体どれくらい生息しているのか皆様ご存知でしょうか?
知りませんよね・・・そんなこと別に知りたくないわ、と思われる方も多いかと思います。
しかしながら、実際に自分の口の中が思ったより清潔ではないということ、また、それにともなう全身の病気との関係について知っておくことは非常に大切なことですので、今回はお口の中の細菌についてご紹介させていただきます。
それではまずは細菌の数ですが・・・
上手に歯みがきが出来ており、よく磨く人の口腔内細菌数 1000〜2000億個
あまり磨かない人の口腔内細菌数 4000〜6000億個
ほとんど磨かない人の口腔内細菌数 1兆個!!!!
どう思われますか・・・?
良く磨けている人で、1000〜2000億個なんです・・・磨いていない人なんて1兆個ですって!!!
びっくりしませんか?
そして細菌の種類ですが、虫歯菌や歯周病菌などを含め、ざっと300〜500種類もおり、そのなかにはカンジダ菌、黄色ブドウ球菌、緑膿菌、肺炎桿菌、インフルエンザ菌など、全身疾患の原因菌も含まれていて、免疫力の低下とともに増殖し、病気を引き起こすこともあるのです!!
また、近年の研究では歯周病菌が糖尿病や心筋梗塞、脳梗塞などの病気を悪化させるということもわかっております。
想像してみて下さい・・・
我々のお口の中では数千億個の細菌が生息していて、食事のときや唾液を飲み込む時、常時体の中に細菌が侵入します。その細菌の数が多いと、体に悪影響を及ぼすということは容易に想像できます。
しかしながら私たちは完全に無菌状態で生活することは不可能です。
それならば、出来るだけ細菌数を減らし、体に悪影響を及ばすむし歯菌や歯周病菌などを減らすことで体や歯の病気に対する予防を毎日の生活の中でルーチンワークとして行っていく必要があります。(1000〜2000億個と1兆個ではだいぶ差があります)
そこで重要となってくるのは、歯のセルフクリーニングとプロフェッショナルクリーニングです。
セルフクリーニングとは、皆さんがお家で毎日おこなう歯みがきで、プロフェッショナルクリーニングとは、歯医者さんで行う自分では落とせない汚れに対するクリーニングです。クリーニングをすることで細菌の数を減らせますし、体の中に取り込まれる細菌も少なくなります。
それでは、次回ではセルフクリーニングとプロフェッショナルクリーニングについて詳しくご紹介いたしますね。
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